アラン幸福論

アラン幸福論

GW中という事もあり、今日も書籍の紹介にしました。

今日は「アラン幸福論」です。

アランと言えば、幸福論と言われるくらいですね(笑)
アランの幸福論は、いろいろな出版社から何冊も出ています。
訳なども微妙に違うし、
人により読みやすいものとそうでないものがあると思います。

今日紹介しているのは、
その中でも比較的読みやすい日経BP社のものです。

ちなみに、幸福論には、
3大幸福論があり、有名な著者が3人います。

その1人が、今日のアランで、
後の2人は、ヒルティとラッセルです。

興味があれば、それぞれの幸福論を読んでみるといいです。
それぞれ特徴があり違うので、面白いです(笑)

アランの幸福論の特徴はと言えば、楽観主義と言えるでしょう。
そして、昨日や明日に悩むのではなく、
今日1日だけ耐えましょう、向き合いましょう
というような感じです。

幸福になろうと思わなければ幸福にはならないとも言っているし、
何もしないでいたら、不幸に感じることばかりだとも言っています。

なので、幸福になろうと思うのであれば、
幸福になる行動をとりましょうと言っています。

この本の内容は、ざっくり言えば、
気分の変化は一時的な生理現象から生まれるだけなのに、
人はそれを拡大解釈しがちである。
こうして気分が不幸につながってしまう。
私が言いたいのは、さしたる原因もなく不幸になっている人たち、
自分の思い込みから不幸になっている人たちのことである。
と言うようなことがいくつかの事例をもとに書かれています。

少しだけ抜粋して書いておくと、

・名馬ブケファロス

赤ん坊が泣いて手がつけられないと、
乳母はその子の性質や好き嫌いについて
いろいろとうまいことを思いつく。
ついには遺伝まで持ち出して、
この子は今からお父さんそっくりだなどと言う。

こんな具合にあれこれ推理力を働かせているうちに、
おむつに刺さったピンを見つける ――
何のことはない、原因はピンだったのである。

アレクサンドロス大王が若かった頃、
名馬ブケファロスが献上されたが、
どんな名手も乗りこなすことができなかった。

だが、アレクサンドロスはピンを探し、見つけた。
馬が自分の影に怯えていることに気づいたのだ。
怯えて跳ねると影も跳ねるので、きりがない。

アレクサンドロスが鼻面をとって太陽に向け、
そのまま押さえていてやると馬は安心し、
やがて疲れておとなしくなった。

恐怖のような強い情念は、
その本当の原因を知らないとどうすることもできない。
若き大王は、そのことをすでに知っていたのだった。

ピンを探すこと。それが大切だ。

・アリストテレス

やってもらうのではなく自分でやることが、喜びの本質だ。

だが、アメはしゃぶってさえいればそこそこおいしいものだから、
多くの人が幸福も同様に味わえると期待し、まんまと裏切られる。

聴くだけで自分では歌わないなら、音楽の楽しみはほとんど味わえない。
美しい絵を見る楽しみは所詮ひとときの楽しみであり、長続きしない。

自分で絵筆を振るったり、苦労して蒐集したりするから楽しいのである。
判断するだけでなく、探求し征服することを私たちは楽しむ。

幸福はいつも逃げて行くといわれる。
与えられた幸福なら、たしかにそうに違いない。

だが、自分から作り出した幸福は決して裏切らない。
それは学ぶことである。
そして、知れば知るほど多くを学べるようになる。

だから、ラテン語を学ぶのは楽しい。
この楽しみに終わりはなく、
むしろ進歩するほどに楽しみは深まる。
音楽の楽しみも同じである。

そこでアリストテレスは、
こんな感動的なことを言った――真の音楽家とは音楽を楽しむ人のことであり、
真の政治家とは政治を楽しむ人のことである、と。また、
「楽しめることが能力の証である」とも語っている。

どんなことも、そこから楽しみを得られるようになることが、
本当に進歩した証となる。

いかがでしょうか。
こんな感じで、いろいろ書かれています。

どちらにしても、幸福になるのは、
自分次第であるということですね。

まあ多くの人に置き換えて言えることがあるとすれば、
とにかく行動しましょうということですかね(笑)

あなたが、幸せになりたい、
幸せになると思っているのであれば、
出来事のプラス面を見て、プラスになるように捉えて、
主体的に、積極的に、
幸せになるような行動をとりましょうということです。

(今日の一言)
今日の本は、誰もが目指している、
感じていることについての本でもありますね。

前回の本が、かなりインパクトのある内容の本だったので、
今日は、ちょっとふんわりというか、哲学の本にしてみました。

哲学と言うと、硬いイメージがあるかもしれませんが、
こういう本もまさに哲学思想の本です。

こういう本を読んでいてもあらためて思いますが、
捉え方、考え方、本当に大事ですね。

どんどん不幸になっていく考え方、捉え方をしてしまう人、
そういうクセのある人、、、
すぐにでもその思考パターンを変えていくことです。

先日の本でもわかることですが、
自分の感情は、すべて自分が決めているということです。

残念ながら、多くの人は、自分に不都合な事、嫌な事があると、
どうしても、マイナスな事ばかり考えていきやすいです。

しかし、ここが分かれ目でもあるのです。
何事においても、その事実をどう捉え、どう考えていくかなのです。

言うほど簡単ではありませんが、その差はとても大きいです。
こういうことの繰り返しであり、積み重ねでもあるからです。

だからこそ、日頃から、ただ学んでいくだけでなく、
心を鍛えていくのことが大事なんだと思います。

自分自身と向き合い、自分の行動を良い方向に変えていくことですね。

今日は大安でもあり、一粒万倍日です。
ということで大吉日ですね。

自分で自分の機嫌を上げて過ごしましょう!

今日もメッセージを読んでくれてありがとう!

このメッセージを読んでくれたあなたに
少しでも多くの良きことが起こりますように!

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