本を読む。
前回は、視点を変えるという事を書きましたが、
視点を変えていくためのひとつの方法、手段として、
知識を増やすという事があります。
知識が増えれば、嫌でも、物事の見方がその分変わってきたりしますね。
以前から、私は、読書することをお勧めしていますが、
あなたは年間どのくらい本を読んでいますか。
ということで、今日は、何冊かの本をポイントだけ書いて紹介します。
①FACTFULNESS
2019年に発売の本ですが、かなり売れた本ですね。
賢い人ほど、世界の状況を勘違いしているそうで、
思い込みを生み出す人間の本能と、
それにとらわれず、事実に基づいて世界を読み解く習慣、
「ファクトフルネス」について解説された本です。
*世界は、課題は多いものの、少しずつ良くなっている。だが人は、
「世界では戦争、暴力、自然災害、人災、腐敗が絶えず、
貧困は増え続ける一方だ」と見がちだ。
こうした事実に基づかない見方を、
「ドラマチックすぎる世界の見方」という。
*ドラマチックすぎる世界の見方は、人間が持つ10種類の「本能」から生じる。
これを抑え、事実を基に世界を見るには「ファクトフルネス」という習慣を
生活に取り入れるとよい。
本能とファクトフルネスの関係は、次のようなものである。
・分断本能
様々な物事や人々を2つのグループに分ける。
そしてその間には、埋まらない溝があると思い込む。
⇒話の中の「分断」を示す言葉に注意を向ける。
・ネガティブ本能
物事のネガティブな面に注目し、「世界はどんどん悪くなっている」と考える。
⇒ネガティブなニュースは耳に入りやすいと覚えておく。
・恐怖本能
危険を予知した時、頭が恐怖でいっぱいになる。
そして事実を見る余裕がなくなる。
⇒恐ろしいものには自然と目がいくことを、心得ておく。
・過大視本能
1つの数字や実例を重要視しすぎて、物事の大きさを誤って判断する。
⇒他の数字と比較することで、勘違いを避ける。
・単純化本能
世の中の様々な問題に対して、1つの原因と1つの解答を当てはめてしまう。
⇒様々な角度から問題を眺め、物事を正確に理解する。
・犯人捜し本能
何か悪いことが起きた時、誰かを責めることで、
他の理由を見つけようとしなくなる。
⇒誰かを責めるのではなく、他の原因にも目を向ける。
②プロカウンセラーのコミュニケーション術
ロングセラー書として売れ続けている「プロカウンセラーの聞く技術」
「プロカウンセラーの夢分析」の著者による最新刊です。
まあ、最新刊と言っても2005年発売の本ですが(笑)
優れたコミュニケーションの取り方が、
臨床心理学の視点も含めて解説されているので説得力があります。
話し方、コミュニケーションに関する類書は本当に多いですが、
その中でも本書はお薦めの1冊だと思います。
かなり昔の話ですが、当時ほとんど何の知識もなかった私にとって、
「プロカウンセラーの聞く技術」をはじめて読んだ時には、
なるほどと感心することが多かったですね(笑)
この聞く技術の本なんて、今なら、ブックオフで、
かなり安く売られているし、場合によっては、
100円コーナーに置かれていることもあるくらいです(笑)
・“屁理屈”を言う人に対して、自分と関係のない人の場合は、
放っておくのが最善である。
何らかの関わりがあり、放っておけない場合は、
その屁理屈の原因が相手にあるのか、
自分にあるのかを突き止める必要がある。
・コミュニケーションのプロは、逆説の接続助詞「が」を使わない。
また、「でも」も使わないようにして、
代わりに「そう」と言って相手の話を続けさせる。
・人が悪口を言うのは、自分の中に、
悪口を言いたい他人の欠点と同じような欠点があるからだ。
自分の欠点はなかなか直せないので、他人の欠点を指摘することで、
自分の欠点が軽くなるような錯覚を覚えるのである。
・男女の言葉の使い方には「性差」がある。同じ言葉であっても、
男性は「トータルな意味」で、
女性は「個別的な意味」で使うことが多い。
・カップルには、似た者同士と異なる者同士の2通りがある。
似た者同士は結婚後、似ているがゆえにマンネリに陥りやすい。
一方、異なる者同士は、「性格の不一致」が極端になる場合があるので、
できるだけ日常を共にするようにする。
・人間は、大きな秘密ほど話したい衝動にかられ、秘密を守るのが難しい。
そんな時は、“煙突”をつけるとよい。すなわち、
秘密が守れる人に全ての秘密を話して、
モヤモヤした心を完全燃焼させるのである。
③スタンフォードのストレスを力に変える教科書
「ストレスは健康に悪い」。医師や心理学者をはじめ、
多くの人がそう信じている。
だが、実際はその「思い込み」によって、健康を害しているとしたら ―― ?
スタンフォード大学の心理学者が、医学や心理学、
神経科学の最新の知見を踏まえ、ストレスに関する誤解、
心身にもたらす意外な効用などについて書かれています。
ちなみに、この本は、2015年発売です。
この著者は他にも複数の著書がありますが、
どれも比較的読みやすく、お勧めです。
・1998年に、米国で3万人の成人を対象に、ストレスに関する調査が行われた。
その結果、「ストレスは健康に悪い」と考えていた人の死亡リスクは
高まったが、そう思わなかった人の死亡リスクは上昇しなかった。
すなわち、「ストレスは健康に悪い」と思い込んだ場合に限って、
ストレスは有害となる。
・ストレスをネガティブにとらえるか、
ポジティブにとらえるかで人の行動は大きく異なる。
「ストレスには役に立つ点もある」と考える人は、
その原因に対処する方法を考え、困難な状況をポジティブに考える。
こうして正面から向き合えば、問題に対処する能力を培うことができ、
試練を乗り越える自信もつく。
・ストレスを感じると、その状況に対処するための「ストレス反応」
が体内で起こる。
これは悪いものとされるが、研究によれば、
困難な状況にぶつかった時に最大の味方になる。
・事故などで心に傷を負った際、強いストレス反応が起こった場合の方が、
長期的な回復につながる可能性が高い。
・ストレスはあってもさほど危険でない場合、
脳と体は「チャレンジ反応」の状態に切り替わる。
この反応が起こると、心拍数は上昇し、アドレナリンが急増する。
その結果、集中力が高まり、最高のパフォーマンスを発揮できる。
・ストレスを感じると、「思いやり・絆反応」が起こる。
これはオキシトシンというホルモンによるもので、
大切な人への信頼が深まり、相手の役に立ちたいという思いが強まる。
・強度のストレス反応が起きると、脳がその経験を記憶し、学ぼうとする。
こうして「ストレス免疫」ができると、
次に同様のストレスを感じた時にうまく対処できる。
いかがでしょうか。
今日は3冊を紹介してみました。
上記には、書いていないことも当然、多く書かれています。
興味があれば、ぜひ読んでみて下さい(笑)
(今日の一言)
たまには、このように本の紹介もありかもしれませんね。
最近は、本を読んでいる時間よりも動画を視聴している時間のほうが
長くなってきていますが、それでもやっぱり本から得られる事は多いですね。
時間は有限なので、できるだけ意識して、
無駄な報道やニュースなどは見ないようにしています(笑)
世の中、本当に、どうでもいい情報が溢れていて、
それに多くの人が影響を受けていると感じます。
今日は水瓶座の満月ですね。
ぜひ、夜はお月様を眺めて見てはいかがでしょうか。
・人間は、人間と言う生き物は、
コンプレックスをバネにして飛躍できるのです
・あなたの敵は、実のところ、あなた自身です
・ブレーキの正体、魔物の正体、一言で言えば、
それは、あなたの潜在意識の中に潜む、
あなた自身の中に潜んでいる恐怖心です
今日もメッセージを読んでくれてありがとう!
このメッセージを読んでくれたあなたに
少しでも多くの良きことが起こりますように!
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