タルムード!

タルムード。

タルムードと言う言葉、
知ってますか、聞いたことはあるでしょうか(笑)

タルムード、、、これは、ユダヤ人にとって人生の羅針盤となる書物です。
生活全般の規範と、それに関する詳細な議論が記されているものです。

そして、ユダヤには、このタルムードの教えを誰もが理解できるように、
様々な物語(話)が伝わっているのです。

世界的な成功者にユダヤ人が多くいるのは知られています。
ユダヤ人は、歴史を振り返ってみても、
とても厳しい状況の中を生き延びてきています。

なので、このタルムードは、ユダヤ人にとっての成功哲学でもあり、
サバイバルな知恵でもあると言えます。

せっかくの智慧の宝庫でもあるので、今日はひとつ物語も書いておき、
あとは、要点だけまとめて書いてみます。

(魔法のザクロ)
あるところに3人兄弟が住んでいた。
兄弟はそれぞれ10年間、各地で修行をすることにした。
そして10年後、各自が見つけた最も不思議なものを持って、
この家で会うことを誓い合った。

1番上の兄は東に行き、
ある旅人から世界の隅々まで見える不思議なガラスのコップを買った。

2番目の兄は西に行った。そして、ある町で空飛ぶ絨毯を買った。

1番下の弟は南に行った。そこで、1本の不思議なザクロの木を見つけた。
何が不思議かというと、
木には花はいっぱい付いているのに、実は1つしか生っていない。そして、
そのザクロの実を取ろうと手を差し出すと、掌にポタッと落ちてきた。

「これこそ世界で最も不思議なものだ。この木を持って帰ろう」。
そう思ったとたんに、木はパッと消えてなくなってしまった。
はっとして手の中を見ると、ザクロの実は消えずに残っている。
1番下の弟は、このザクロの実こそ不思議なものだと確信し、家に持ち帰った。

3兄弟は、各自が持ち帰ったものを見せ合った。

世界の隅々まで見渡せるガラスのコップで見ると、
何とある国のお姫様が重病で寝ている姿が映った。
傍らで王様が、「誰か治してくれる者はいないか」と嘆いている。

これを聞いた3兄弟は、魔法の絨毯に乗ってお姫様の元に飛んで行った。
そして1番下の弟が、これを食べればお姫様の病気が良くなるに違いないと、
ザクロの実を半分に割り、差し出した。お姫様が食べると、顔に精気が戻り、
元気になった。

王様は感激し、3人兄弟にこう申し渡した。
「3人の兄弟の誰でも、姫と結婚してよい」。
すると、姫が「私に質問させてください」と割って入り、
まず1番上の兄に聞いた。

「あなたは、世界の隅々が見渡せるガラスのコップで
 私の重病を発見してくださいました。
 そのコップは今でも元のままですか?」
長兄は「はい、全く元のままです」と答えた。

次に2番目の兄に聞いた。
「あなたは魔法の絨毯に乗って私のところにいち早く駆けつけてくれましたが、
 その絨毯は今でも空を飛べますか?」。
2番目の兄は「はい、空を飛べます」と答えた。

そして、姫は1番下の弟に聞いた。
「あなたは私にザクロの実を食べさせて病気を治してくれました。
そのザクロの実は以前と違いますか?」。
弟は「お姫様に半分差し上げましたので、今は半分しかありません」と答えた。

そこで姫は言った。「私は、この1番下の弟と結婚します。
彼は私のために大切なザクロを半分失ったのですから」。

この物語から得られる教訓は、、、
何かを得るためには、必ず失うものがある。
何も失わず、楽して成功することなどあり得ない。

ユダヤ人の子どもたちが、幼い頃から親に叩き込まれる、
この「ノーペイン・ノーゲイン」の教訓は、
「自己犠牲なくして成功は得られない」という、
金銭哲学を超えた人生哲学なのです。

こういうような物語が、たくさん書かれています。
それこそ数千年にわたって語り継がれてきているのです。
興味があれば、ぜひ調べて読んでみて下さい(笑)

以下は、物語ではなく、
ポイント(教え、気づき)だけをいくつか書いておきます。

・ノーペイン・ノーゲイン(犠牲なくして成功なし)
 何も失わず、楽して成功することなどあり得ない。
 すなわち、自己犠牲なくして成功は得られない。

・豊かさの次には必ず大貧困が襲って来る
 「豊作の時こそ、心して蓄えよ」。
 この教えに従って、危機が来ても困らないように、
 景気がいい時も万全の準備で経営に臨むべきである。

・小さな儲けにとどめよ
 欲張らずに、すぐ叶えられる小さなことから着実に実践していくことが
 大切である。それを何十年も繰り返すことで、
 いつの間にか大きな富が貯まっていく。

・しつこい交渉と少しの成果の積み重ね
 ユダヤ式交渉術では、まず少しの成果で満足する。
 次に相手の反応を見つつ、また少しの成果を得る。
 この「少し」を繰り返すことで、最終的な成果が大きなものとなる。

・最悪の事態はそれよりもっと悪いことから救ってくれる
 ユダヤ人は、悪いことが起きても落ち込まず、
 神が最悪の出来事を防いでくれた結果であると前向きに考える。

・幸福と幸福感は別のもの
 ユダヤでは、不幸と不幸感、幸福と幸福感は別のものだと考える。
 つまり、幸福も別の角度から見れば不幸感に包まれることもあり、
 不幸なことも別の角度から見れば幸福感で満たされることもあると考える。

いかがでしょうか。

こういう教えを小さな時からたくさん聞いているので、
様々な状況における生きる知恵が
必然的に身についているのかもしれませんね。

(今日の一言)
タルムードに限らず、どこの国でも、昔から読み継がれてきているもの、
いろいろあります。
常に言っていますが、長く続いているものには、
必ず何かしらの理由があるのです。

食べ物などもそうですね。
その土地が向いているからとか、必ず理由があります。

そういう意味で言うと、日本人というのは、
ちょっと特殊な事情、歴史的な時代背景などもあり、
誰もが、小さいころから皆読んでいる、あるいは、
誰もが小さいころから皆聞かされている教えというようなもの、
今は、あまり浮かんできませんね(笑)

とは言いながら、日本人の精神性の高さ、凄さというものは、
世界中から認められています。
と言うか、認められていました。と言った方が正しいですかね(笑)

ということは、何かしらがあったからでしょう。
そういうことを踏まえると、あらためて、
昔の日本人が皆、共通して持っていたことなどを
考えてみるのも面白いかもしれませんね。

・勇気は常に勝利をもたらし、恐怖は常に敗北をもたらす

・心の置きどころ次第で、運命は拓ける

・自分で自分の心に暗示をかけて、積極的な心へと導いていく

今日もメッセージを読んでくれてありがとう!

このメッセージを読んでくれたあなたに
少しでも多くの良きことが起こりますように!

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