やっぱり今日も前回に引き続き、本の紹介をします。
人間力を向上していく上では、様々な人生論に触れることは
とても大きな意味を持ちますね。
実際に、人生論関連では、紹介したい本が、まだまだたくさんありますが、
前回に引き続き、今日も3冊紹介します。
<修身教授録>
(概要)
人間教育の師父。こう称される森信三氏が、大阪天王寺師範学校(現・大阪教育大学)の講師として、
1937~39年に行った修身の講義をまとめたもの。
人生の意味、学ぶことの意義など、「生きるための原理原則」がわかりやすく語られる。
70年余り前の講義録だが、その説くところは色褪せず、進むべき道標を見失いがちな現代人に、
貴重な気付きを与えてくれる。
(ポイント)
・人生の根本目標は、「人として生をこの世に受けたことの意義を自覚して、
真に生き甲斐、生まれ甲斐がある日々を送ること」である。
・我々は動植物としてではなく、人間として「生」を与えられた。だが現代人は、
この根本的な恩恵に対する感謝の念を持たない。
そのため、自らの生活に対する真剣さも希薄である。
・人間は、常に一段上の地位に上りたいと思うものである。
しかしそれは、人間の真実の生き方ではない。
ただ上へ登ることばかり考えて、どこかにとどまって眼前のやるべき事をなさないのでは、
何物も得ることはできない。
・日々の生活は仕事の処理の連続である。従って、自分の仕事を着実に処理することで、
日常生活は充実したものとなる。
・自分の仕事の意味を知り、仕事を次々と果たす。そこにこそ、人間としての真の修養がある。
自分がなすべき仕事を後回しにする人間は、真に深く人生を生きる人とはいえない。
・物事は、形を成すことによって初めて真の効果が生じる。
この「成形の功徳」を日常生活に取り入れるかどうかで、人生の行く手は大きく違ってくる。
・死というものの意味を考え、死に対して自分の「心の腰」が決まってきた時、
初めて、その人の真の人生は出発する。
・自らの力の一切を国家社会のために捧げ、自己の力を徹底的に生かし切って生きることにより、
死生を超える道が開ける。すなわち、自分の使命に生き切ったということに対する無限の喜びが、
死に対する恐怖を消し去る。
<ビジネスマンの父より息子への30通の手紙>
(概要)
苦節を乗り越え、成功したカナダ人の実業家が、息子に書いた手紙をまとめたもの。
内容は、ビジネスにとどまらず、挑戦、結婚、読書、幸福など多岐にわたる。
著者の体験から紡がれた知恵とノウハウは、生き難い世を生きる人々へのアドバイスでもある。
“人生論のあるビジネス書”として、世界的なミリオンセラーとなった書
(ポイント)
公認会計士から実業家に転じた著者は、心臓を手術し、死に直面する。
そして、もしもの場合にそなえ、息子への手紙を書く。
それは、実業界で苦労して学んだ教訓を伝えるものだ。
・新しい機会に直面すると、それをさっと受け入れることはなかなかできない。
しかし、挑戦することで人生は変わる。試みることによって、それだけ成長できる。
・失敗せずに成功した人を私は知らない。
苦しい時期を乗り越えられるかどうかが、勝者と敗者を分ける。
・人は、失敗するたびに何かを学ぶ。競争に勝つのは、過去の競争から学んで、
その教訓を活かす人である。
・着実に努力を重ねないならば、一生の失敗率は高くなる。
成功する人としない人とを分けるのは、この点である。
・結婚を気軽に考えてはいけない。結婚は、自らを投入する重大な投資だ。
不幸な結婚が招く損失は測り知れない。
・賢い人は金持ちになれるが、人は金持ちになると愚かになることが多い。
投資に失敗したり、明日のことを考えないで金を使ったりしてしまう。
・「他人の過ちから学べ。自分ですべての過ちを経験する時間はない」。
この格言を実践するには読書が不可欠である。
・人生の意味を深めるとは、質の高い生涯を送ることである。
幸運な時も不運な時も、最善を尽せば人生の意味は深まる。
・幸福は、何かを成し遂げた時に得られる。何かを成し遂げるためには、自由意志による選択と態度、
責任の受容と遂行、そして常に試みようとする不屈の精神が必要である。
<それでも人生にYESと言う>
(概要)
第2次大戦中、ナチスの強制収容所でまさに地獄のような体験をした著者が、
終戦翌年の1946年にウィーンで行った講演をまとめたもの。
人間にとって極限の状況といえる収容所にあって、なおも人間の尊厳を失わず、
生きる希望を捨てなかった人たちの例などを引きつつ、「生きる意味」とは何かを説く。
生きる意味を見失いがちな現代人に、大いなる気づきを与えてくれる1冊である。
(ポイント)
・人間は、楽しみのために生きているのではない。また、楽しみのために生きてはならない。
生きるということは、ある意味で義務であり、「たった1つの重大な責務」である。
・幸せは決して目標ではないし、目標であってもならない。それは、結果である。
義務を果たしたことによって、思いがけず手に入るものにすぎない。
決して追い求められないものなので、幸せを得ようとすれば、いつも失敗することになる。
・「生きる意味があるのか」と問うのは間違っている。
人生こそが私たちに問いを提起しているからである。その問いに答えることが、
生きていくということに他ならない。そしてそれは、自分自身の人生に責任を持つことである。
・人は、活動すること、愛すること、そして最後に苦悩することによって、
人生を意味のあるものにできる。不幸に耐えて苦悩する。
そのことによって、私たちは鍛えられ、精神的に成長することができる。
・人はいつか死ぬ。この事実があるからこそ、人は何かをやってみようと思う。
すなわち、死は生きる意味の一部であり、死は人生を無意味なものにしない。
・人間は不完全だが、それぞれ違った仕方で、「自分なりに」不完全である。
これは裏返せば、1人1人が何らかの仕方で代替不可能な存在になれる、ということである。
・人生はそれ自体に意味があり、どんな状況でも「人生にイエスと言う」ことができる。
(今日の一言)
いかがでしたか。
今回も最近の本ではなく、以前に読んだ本ばかりですが、
実際に読むとかなりボリュームのある本も入っていますし、
文庫本で比較的読みやすいのもありますね。
人生論と言う視点で考えて読むと、いろいろな読み方もできるかなと思います。
実際に、本を読まないとしても(笑)たとえば、上記で書いているポイント部分の言葉を、
いろいろな言葉に置き換えて見ると、感じ方もまた違ってくるものです。
どちらにしても、本から学べること、感じられることは、
やはりとても多いと思っています。
さて、そろそろ梅雨明けでしょうか。
いよいよ本格的に暑さが厳しくなってくるんですかね。
今日もメッセージを読んでくれてありがとう!
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