月初でもあるし、久しぶりに書籍紹介をしてみようかと思います。
今日紹介するのは、どれも、かなり昔に読んだ本ばかりだし、
目先のテクニック本ではなく、人生論の本ばかりです。
いろいろな考え方はありますが、
人間力の向上という視点で考えた時に、
こういう本を読んでみるのも面白いのではと思います。
一応、要約というか、ポイントだけ書いておきます。
<大河の一滴>
(概要)
人間性を信じ、愛を掲げて、前向きに生きるのは悪いことではない。
しかし、人間の存在そのものを悪と見て、そこから出発する生き方もあるのではないか。
かく語る作家、五木寛之氏による人生論。
プラス思考で頑張ることに少し疲れた。そんな人々へ向け、
『歎異抄』の教え、また自らの体験も交えつつ、“大河の一滴”たる人間の生き方について綴る。
(ポイント)
・人は、生きていく中で耐え難い苦しみや不幸に見舞われる。 それは避けようがなく、
腹を立てても仕方がない。 人生は概ね苦しみの連続である、とはっきり覚悟すべきである。
・人間性を信じ、前向きに生きる。そういう生き方とは別に、人間の存在自体を悪と見て、
そこから出発する生き方もある。
・私たちは、人生は明るく楽しいものだと最初から思い込んでいる。しかし、それは違う。
人生は苦しみの連続である。人は泣きながら生まれてきて、孤独のうちに死んでいく。
・何も期待していない時こそ、思いがけず他人から受けた優しさに対して、
本当の感謝の気持ちが湧き上がってくる。何も期待しない。そう覚悟した時に、何かが生まれる。
・空から降った雨水は樹々の葉に注ぎ、一滴の露として地面に吸い込まれ、やがて川となり、
大河に合流する。この、海へと注ぐ大河の一滴のように、私たち人間は小さな存在である。
そのように考え、もっと慎ましく生きる方がよい。
・今、私たちは、高い嶺に登ることを夢見て必死で駆け続けた戦後の半世紀を振り返りながら、
ゆったりと海へ、また空へ還っていく人生を思い描く時にさしかかっている。
・この世にしぶとく生き残っている者は、
全て「善キ者」たちの死によって生き長らえている罪深き者である。
・濁って乱れきった世の中に対し、ただ怒り嘆いても仕方ない。「滄浪の水が濁った時は、
自分の足でも洗えばよい」という中国の歌のように、しぶとく生きる知恵が必要である。
<生き方>
(概要)
京セラやKDDIなどを育て上げた日本有数の経営者、稲盛和夫氏。
『アメーバ経営』『稲盛和夫の実学』『高収益企業のつくり方』等の著作により、
その独自の経営哲学は広く知られるところだが、
本書では、人間の「生き方」というものを根幹から見据え、思うところを語り尽くす。
稲盛氏ならではの視点、そして経験に基づく、味わい深い人生論である。
(ポイント)
・「世の中のことは思うようにならない」と、私たちは人生で起こる様々な出来事を
見限ってしまうことがある。だが、それは、「思う通りにならないのが人生だ」
と考えているからである。
まず思わなければ、かなうはずのこともかなわない。
・願望を成就するためには、並みに思ったのではダメである。「狂」がつくほど強く思い、
前向きに努力を重ねる。それが、目標を達成させる唯一の方法である。
・1つのことを飽きずに黙々と努める力、そして、それを積み重ねていく継続の力。
この力が、平凡な人材を非凡に変える。
・人生でも経営でも、シンプルな「原理原則」= 哲学を確立する必要がある。
なぜなら、迷い、悩み、困った時に、この原理原則が判断基準となり、
それを持っているかどうかで、
人生の様相は全く異なったものになるからである。
・心を磨き、生まれた時よりも少しでも美しい心で死ぬ。それが、心を高めるということであり、
我々の生きる目的である。
・「利」を求める心は、事業や人間活動の原動力となるものである。
従って、儲けたいという「欲」はあってもいい。だが、
その欲を利己の範囲にとどまらせるのではなく、
人にもよかれという「大欲」をもって公益を図ることが大切である。
・人生は「運命」と「因果応報の法則」、この2つの「見えざる手」によって統御されている。
そして、因果応報の法則の方が運命より若干強い。
従って、因果応報の法則を使うこと―― 善きことを思い、善きことを行うことによって、
運命の流れを善き方向に変えることができる。
<凡事徹底>
(概要)
鍵山秀三郎氏は、1961年にローヤル(現・イエローハット)を創業、自転車での行商から始めて、
同社を大きく成長させた。その氏が創業以来続けてきたのが、会社やその周辺の「掃除」である。
掃除のような平凡なことをおろそかにせず、徹底して行うこと、すなわち「凡事徹底」こそが、
非凡な力を生む。こう語る氏が、自らの人生哲学を披露する。
(ポイント)
・簡単なこと、単純なことをおろそかにすべきではない。
それらを極めることが、結果として、大きな力となる。
・一生懸命仕事をしても、成果を上げられない人がいる。それは、やることに無駄が多いためである。
・無駄を少なくするには、「気づく人」になることである。気づく人になる方法には、次の2つがある。
・微差、僅差を追求し続ける
現状より少しでもいい結果を生む方法があるなら、それに取り組む努力をする。
・人を喜ばす
絶えず人を喜ばせようという気持ちで物事を行い、毎日を、そして人生を送る。
・何事も、打算があってやることは長続きしないし、卑しく見える。
ゆえに、見返りをすぐに求めないことが大事である。
・不景気になると、不都合なことを他人に押しつけて合理化しようという人が出てくる。
だが、そうした思いやりを欠く合理化は、必ずそれ以上の不合理となって自分に返ってくる。
・社員というのは、社風に従って仕事をするものである。よって、会社で大事なのは、
社風を良くすることである。
・人間の縁は、つくろうという意思がなければつくれない。そして、縁をつくるには、
まず感謝の気持ちを持たねばならない。感謝の気持ちのない人は、絶対にいい縁はできない。
・会社で掃除を始める時は、最初から皆でやるのではなく、まずは自分1人で始めることだ。
そうすれば、そのひたむきな姿に共鳴者が現れて、やがて皆が掃除をするようになる。
(今日の一言)
いかがでしたか。
どれも有名な本でもあるので、すでに読んだことがある人もいるかもしれませんね。
3冊だけだとちょっと物足りない感じもするので、
また紹介するかもしれません(笑)
少しずつですが、暑くなってきていますね。
本格的な暑さは、まだまだこれからだとは思いますが、暑さに身体を慣らしていきながら、
体調管理、充分に注意して過ごしましょう。
今日もメッセージを読んでくれてありがとう!
このメッセージを読んでくれたあなたに
たくさんの良いことが起こりますように!
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