逆境力シリーズ1、、、打たれ強い自分を作っていくために、逆境力を高めていきましょう!

逆境力シリーズ1

何らかの力を外界から受けた時、
それにどう反応するかは人によって様々ですね。

誰かから軽くひじ鉄をくらっただけで自尊心が傷つき、
仕事の成績が一気に低下してしまう人もいれば、
数々の嵐に遭遇しても相変わらず有能ぶりを発揮し、
健康で幸福な生活を満喫している人もいます(笑)

その違いはどこにあるのでしょうか。

大きな重圧がのしかかった時、上手に切り抜けるだけでなく、力強く成長する。
これを「レジリエンス(逆境力・立ち直る能力)」と言うそうです。

レジリエンスは誰でも習得し、開発し、強化できる。
その方法としては、次のようなものがある。

(失敗を糧に前進し、後退しない)
失敗した時、いつまでもくよくよと後悔し、
自分の過去の決断を責めることもできる。
だが、同じ過ちを繰り返さないよう、
失敗を糧にして「前進する」ことに意識を集中することもできる。

レジリエンスを身につけるには、自分の失敗に向き合わなければいけないが、
必要以上の注意を向けてはならない。失敗について考え直すのは一度だけ、
それも短時間で切り上げよう。

なぜ目的を達成できなかったのか、何を改善できるのか、
次はどんなアプローチを試すべきか。
少し時間をとって、それらを書き留めよう。そして、また前進しよう。

過去の行動を見直す時は、失敗を糧に前進することに意識を集中する。
自分が変えられることは何かという観点だけで出来事を見つめ直すのだ。

(うまくいっていることに目を向ける)
航空機のパイロットの訓練生は、緊急事態の時、
何が機能しなくなったのかではなく、
まだ機能しているシステムをすばやく把握し、
どれを使えば安全に着陸できるかを判断するように教えられる。

過去(すでに起こったこと)から将来(次に起こり得ること)へ
迅速に意識を切り替え、
事態を分析したり自分を責めたりしている場合ではない、
という事実を叩き込まれるのである。

この訓練は、すでに失敗したことから、
まだ失敗していないことに意識を切り替え、
乗客を滑走路に降ろすには何が使えるかに
全神経を集中させることを教えてくれる点でもきわめて重要だ。

意識を集中すべきは、まだうまくいっていることだ。
システムがダウンしてしまったのなら、
手動で何ができるか?中心人物が病気になってしまったのなら、
すぐに代役を果たせるのは誰か?

そういうことに意識を集中させるのである。

(パニックに引きずられて行動しない)
何か問題が起きた時、パニックに陥るのは理解できる。
だが、パニックは常に誤った解決法しかもたらさない。
一番手近なボタンを押してしまうのだ。
適切に行動すべき立場であることも忘れて、
誰彼かまわず助けを求めてしまう。

感情に任せて何かをする前に、まず一呼吸置こう。
レジリエンスとは、多くの場合、
衝動と行動との間に何分の1秒かを置くという方法だ。
これは訓練によって習得できる。少なくとも数分間は何もせず、
じっと座ったままでいるのだ。

レジリエントな人は、
頭の中で反応と行動とを明確に線引きするすべを身につけている。
事実を集めて、「これが今起こっていることだ」と認識する。
そして、健全な自己観察によって、「私はこう感じている」と認識する。

自分を責めて泥沼にはまり込んでしまうのは無意味である。
責めるのは感情的な次元に足を踏み入れることであり、
問題解決には役立たない。

(自分を責めるのは慎重に)
何かのことで自分を責めると、それが頭の片隅にこびりついて離れなくなる。
その時のことを何度も何度も頭の中で再現し、
なぜもっと別の言い方ができなかったのか、
別の行動をとれなかったのかと自分に問い続ける。

自分を責めるのではなく、責任を引き受けるようにしよう。
この2つには大きな違いがある。

責めるという行為は、事実とは無関係であることが多い。
責任のなすりあいを始める前に、何が起こったのか、
それがどのような影響を及ぼしたのかを明確にしよう。
ささいな影響にとどまった過ちからは、多くのことを学べるだろう。

一方、責任を引き受けるとは、
注意する義務、自己分析する義務を受け入れることを意味する。
過ちを犯したという事実を正直に認め、そこから学び、
前進するのがレジリエントな反応だ。

(“午前2時の声”に耳を傾けない)
不眠症ではなくても、気がかりなことがあって
真夜中に目が覚めてしまうことがある。
間もなく、心のつぶやきが聞こえはじめる。
あなた自身のことを話す心の声が。

この心のつぶやきは、後悔のつぶやき ―― ああ言えばよかった、
こうすればよかった ――であることもあるが、
たいていは、ある出来事を取り上げてあなたを非難するだけの言葉である。

この“午前2時の声”には注意しなければならない。
一番の解毒剤は、少し客観的になることだ。
時間を置くと、全体像が見えるようになる。

実際よりずっと大きい問題を想像してみるのも効果的かもしれない。
仮に小切手の不渡りを出したのなら、
もし破産したらどんな気持ちかを想像するのだ。
誰かを怒らせたのなら、
それが公衆の面前だったらどんな感じだろうかと想像してみよう。
実際よりも大きな問題を想像し、
それから対処すべき現実の問題に目を向ければ、
ずっと小さく処理しやすい問題に見えてくる。

私たちが目を覚ましたまま横になって心配することの大半は、
ひとりでに消えてしまうか、
他のことが起きれば大したことでも重要なことでもないように
思えてくることを覚えておいてほしい。

(最悪の筋書きを想像してみる)
心配事は、頭から追い出すより、先延ばしにする方が簡単だ。
心配するのは無限に先延ばしにしていいとさえ提案する心理療法家もいる。

その一方で、心配事と真正面から向き合おうという意見もある。
その方法は次の通りだ。

心配する時は1つの問題だけに集中する。
一気に結論を出したくなるかもしれないが、
まずは負の側面を何度も検討してみる。
「最悪の事態が起こるとしたら、それはどんな事態だろう?」と自問するのだ。

その問いを、限界まで突き詰めて考える。どれほど非現実的であろうが、
起こり得る最悪の結果を書き留める。
そして、この最悪の筋書きを隅々まで頭に思い浮かべる。
どんな感情も脇へ押しやろうとはせず、しばらくは十分に味わうのだ。

自分の意識のすべてを30分ほど不安に集中させることによって、
その気持ちは自然に弱まるという。
脳が、その感情に飽きてしまうためだ。
不安な気持ちを十分に繰り返して長時間味わうと、
その感情の強さは驚くほど弱まるのである。

(よりよい決断の仕方)
まだ準備が整わないうちに、決断する必要に迫られると、
人は追い詰められた気持ちになる。

正しい決断をしなければというプレッシャーのもと、
頭の中は問題を巡って思考が空回りするばかりで、
とうてい決断できる状態にはならない。ついには重圧のあまり、
単に問題を成り行きに任せると決断することになる。

こうした場合は、直感が頼りになることが珍しくない。何よりも重視すべきは、
「確信を持てない」という直感だ。何かが違うような気がする時、
それはおそらくうまくいかない。

ただ、乗り気になれるかなれないかにかかわらず、
あらゆる重要な決断を慎重に下すのが本当の知恵だ。

決断には欠陥がつきものである。だが、
だからといって決断を避けるべきだというわけではない。
部分的な情報をもとに、いつ決断を下すべきかがわかるというのも
レジリエンスにおいては重要だ。

ビジネスで優れた決断をする人は、
決断の大半が不完全であることを知っている。それはそうだろう。
時間に迫られ、決断の時点で手にしていた(多くの場合は不十分な)
情報をもとに下した決断なのだから。

決断は不完全なのが普通であり、
決断自体よりも次に起こることの方が重要なのだ。

つまり多くの場合、決断を貫き、
必ずやり遂げると決めて物事を起こすことの方が、
決断そのものより大事なのである。

(24時間引き延ばす習慣を身につける)
ストレスを感じたり、弱気になったりしている時は決断力が落ちる。
例えば、多忙な人、プレッシャーを感じている人は、
まったく何も考えずに「いいよ」とも「駄目だ」とも言ってしまう。
本能的に、とにかく自己保身をしようとして、
物事を成り行きに任せてしまうからだ。

問題なのは、深く考えずに急いで決断すると、
それが大事な決断なのかそうでないかがわからないという点だ。

プレッシャーを感じたり弱気になったりしている時は、
提案されたことがどんなにすばらしいと思っても、
必ず決断を24時間引き延ばすようにしよう。
どうしてもその日のうちに決断しなければならない時は、
何とか2時間は引き延ばそう。

時間を稼ぐ時は、平静な声で話すように心がける。
自信がなさそうだとか、疑り深そうだと相手に思わせてはならない。
「それは面白そうだ。ちょっと考えさせてくれないか」
と言うと、与える印象がかなりましになるだろう。

(非常時用キットに手を伸ばそう)
プレッシャーがのしかかっていると、様々なことを忘れる。
自分にはまったく問題解決能力などないという気にさせられてしまうのも、
そんな現象の1つだ。

こういう時、客観的なツールがあると明確な考え方をする上で役立つ。
そんな非常時用の「決断キット」を以下に示そう。

【診断】
・何が問題かを本当に理解できているか? 他に集めるべき事実はないか?
・この問題は重要か? 何が起こるだろうか?
・緊急の問題か?
・信頼できる同僚に話したとしたら、何が原因だと言われるだろうか?
・自分は問題のどの部分に働きかけることができるか?
・決断するには、どのくらいの情報が必要か?

【解決策】
・おおよそどんな解決法になるだろうか?
・他に効果がありそうな方法はないか?
・過去にはどんな解決法を使ったか?
・今考えている解決法で問題が生じるとしたら、どんな問題か?

【実行】
・最初の段階では何をするか? 重要な段階では何をするか?
・どんな手段や人材を、どのように割り当てる必要があるか?
・この解決法がうまくいくとしたら、何に着目すればそうと判断できるか?
・障害が発生しても計画を続行するかどうかは、どのように判断したらいいか?
・この計画があまりいい考えではなかった場合、
 何に着目すればそうと判断できるか?
・いつ検証を行えばいいか?

毎日の問題を題材にして、上記の非常時用キットを活用する練習をしよう。
問題をうまく解決できるようになるために、
小さい日常的な問題を題材にして解決法を徹底的に活用するのは、
心理学者がよく勧める方法だ。

(もう少しだけ自分を信じる)
自分への信頼は、レジリエンスに真に重要な役割を果たす。だから、
自分は人生で何かを起こすことができるという確信を
はっきりと声に出して宣言しよう。
何か違うこと、何か創造的なことをするには、それが第一歩だ。
そして、その確信を持ち続けよう。

達成困難な変化について考える時、私たちは長くてつらい登山を思い浮かべる。
山頂への最後の数歩は、どんなに苦しいだろうと想像する。

ここで重要な問題は、山頂へ到達しようとするあなたを引き止めるものが
何かということではない。
最初の一歩を踏み出そうとするあなたを阻むものは何かということである。
たったの一歩だ。

覚えておいてほしいのだが、最初の一歩は、おそらく1人で仕事をしたり、
リストを書いたり、インターネットで調べたりすることではない。
あなたを気にかけ助けてくれる人と、
膝を突き合わせて話し合うことになるだろう。

いかがでしたか。
上記内容は、「逆境力の秘密50」という書籍から、
抜粋してそのまま書きました。

逆境力、打たれ強い自分を作っていくヒントが書かれていると思います。

(今日の一言)
今日は書籍の内容を紹介しました。
ここ数年、今まさに、誰もがこれまで経験したことがない状況であり、
多くの人にとっては、まさに逆境と言う状況だと思います。

逆境の感じ方、対処の仕方など、人それぞれですが、
自分でどんどん落ち込んでいく、
マイナスになるような行動をとっていくことは、絶対に避けるべきです。

なので、少しでもあなたなりの逆境と向き合う参考になれば
と言う思いも込めて、今日は、逆境と言うキーワードで書籍の紹介も兼ねて、
その内容を記載しました。

今日もメッセージを読んでくれてありがとう!

このメッセージを読んでくれたあなたに
少しでも多くの良きことが起こりますように!

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もちろん無料です(笑)

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このブログを紹介してもらえると嬉しいです(笑)

私は本当に運がいい!

感謝!感謝!感謝!

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