あなたは日々仕事をしています。
その仕事の結果として、あなたは報酬をもらっていますね。
これは、ちょっと捉え方を変え、言い換えれば、
毎日商売しているとも言えるわけです。
なので、今日は商売ということで少し書いてみます。
ところで、商売の神様というのは、誰だと思いますか（笑）
実は、商売の神様の名前は、「エルメス」です。
ギリシャ神話で出てくるヘルメスのことです。
これがフランス語で、エルメスとなるのです。
かの有名ブランドの名前ですね（笑）
ちなみに、この商売の神様であるエルメスの銅像を飾っている
350年続く百貨店が三越なんです。
日本橋三越店の正面玄関の上に立ってますので、
もし機会があれば、見てみてください。
この商売の神様の教えがあることを、多くの人は知りません。
実は、その教えを学んだ人物の中には、
著名な経営者や歴史上の人物が沢山います。
スティーブ・ジョブス、ピーター・ドラッガー、
吉田松陰、渋沢栄一、聖徳太子などなどと言われています。
皆、凄い方々ばかりですね。
経済活動がこの地球上でスタートしたのは、
紀元前二千数百年前と言われています。
当時、人々が物産を手に入れるためには、
物々交換か海賊行為しかありませんでした。
収穫が遅れる国は、略奪により飢えをしのいでいた状況の中で、
エルメスは、「貿易」と「貨幣」の制度を生み出しました。
この制度により、時期が異なって収穫や産物ができる国々は
戦わずに繁栄しました。
しかし、物々交換の経験しかない人は、
貨幣を見ても理解ができず、
その信頼性に不安がありました。
エルメスの目的は、争わずに生産物を入手して、
生活の安定を築くのと同時に、
信じる力を養わせることにありました。
今でも製品を販売してから入金まで数週間から数か月かかる場合がありますね。
いわゆる、売掛金です。
その間、相手を信じられるかどうか。。。
信じる者という言葉が、宗教では「信者」、商売では「儲かる」
として使用されるようになったのは、エルメスが信仰心を鍛えるために、
商売を宗教活動の一部として作ったからなのです。
エルメスの教えは、その後に西洋の経済構造の底流となりました。
世界でも権威のあるMBAを持つ米国コロンビア大学や、
渋沢栄一が創設した一橋大学のシンボルとして、
エルメスが使われている理由がここにあります。
松下幸之助の言葉にも、エルメスの教えが入っています。
「経営とは真理に従う限り、必ず成功する。
経営者は小手先のテクニックを使って経営をするのではない。
宗教的な信念が求められる。
物質文明は、目に見えないものが信じられなくなった。
小手先の方法論を多用して、自分の力量を過信しているので、
注意しなければならない」
エルメスが商売の神様として崇められている理由が、
少しは理解できたのではないでしょうか。
本当に大事な事は、目に見えるものではなく、小手先ではなく、
「信用」や「信頼」など、目に見えないものを大切にすることだと、
あらためて思います。
（今日の一言）
今日も、雑学的な内容になりましたが、どうでしたか。
私も初めてこの話を聞いたとき、思わず、三越に見に行きました（笑）
三越の社員は、きっと昔はこういう教育を受けていたのでしょう。
だからこそ、長い間続いているのだと思いますが、
もしかしたら、今はもう、そういう教育はしていなくて、
社員も、エルメスの事など知らないかもしれませんね（笑）
人によりますが、百貨店における三越というブランド、
昔と今では大きく変わりましたね（笑）
まあどちらにしても、こういう話しほど、
商売の基本とか、お金に対する考え方などとか、、、
そういうことを、もっと若い時から知っておきたかったと思います（笑）
さて昨日は２４節気の「霜降」でした。
場所によっては紅葉も見られるようになりました。
年々、春や秋を感じる期間、時間が短くなってきていると思います。
秋を感じ始めたと思ったら、もう秋の終わりの気配も感じますね（笑）
・思考が人格をつくる
・あなたの言葉や行動で、周りの人の人生が良い方向に変わる
・誰もがポジティブな影響を与えることができる
今日も、周りにポジティブな影響を与えられるように意識して、
笑顔で、前向きな言葉を多く発して過ごしましょう！
今日もメッセージを読んでくれてありがとう！
このメッセージを読んでくれたあなたに
少しでも多くの良きことが起こりますように！
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